
先日、図書館に行ってきた。
新しい住まいに引っ越したこともあり、新鮮な気持ちで館内をうろついていたところ一冊の本のタイトルに目が留まった。気になってすぐに手に取った。
IT業界に転職をして、もうすぐ1年になる。最近、自分が目指している場所や、これからどんなエンジニアになりたいのかが、あまりクリアに見えていないことにもやもやしていた。そんな自分にぴったりなタイトルだった。
今回は、その本の序章を読んで感じたことを書いてみる。
序章を読んで
エンジニアほどやりがいのある仕事はない
序章を読んで2つのフレーズが印象に残った。
・エンジニアは経済効率だけを追求してはならない
・エンジニアは自分の技術に責任を持たなければならないこの章では、エンジニアとはどういうものなのか。著者が考える「美しいエンジニア像」を、過去の偉大なエンジニアたちを例に挙げながら説明していた。
私自身、現在は情報技術者として仕事をしている。そのため、過去のエンジニアたちが成し遂げてきたことや、「エンジニアはどうあるべきか」という話が、より自分のこととして入ってきた。
一方で、そこで紹介されていたエンジニアたちの、技術や仕事に対する責任感、そして技術を身につけるための惜しみない努力を知ると、自分の至らなさや不足している部分を強く感じた。今の自分では、「エンジニア」と名乗るにはまだ足りないのではないか。そんなことさえ思った。
章の中では、「エンジニアとはADRのプロセスを実践する者」とも書かれていた。
A:Analyze
D:Design
R:Realizeこの3つのプロセスだ。
対象を解析し、目的に向かって設計し、それを実現させる。実際の現場でも、このようなプロセスを通してエンジニアの仕事が成り立っているのだと思う。業界に入ってまだ1年目の自分でも、イメージすることができた。
章のはじめに筆者は「真のエンジニア」と題して、ある一人のエンジニアを例に挙げながら、技術を人の利益のために使うことについて書いていた。
そこで示されていたのは、「人への利益」と「経済的な利益」は、必ずしも同じではないということだった。技術を使って利益を生み出すことは、結果的に人の利益につながるようにも思える。しかし、それだけでは本質ではないのかもしれない。
エンジニアが追求するべきなのは、単なる経済効率ではなく、人間にとっての利益なのではないか。そして、それを実現するためには、自分の技術に責任を持ち、しかるべき対応をする必要がある。
ここに「真のエンジニア」というものの根幹があるのではないか。そんなことを感じた。
これを自分自身に当てはめてみる。
私は、全くの未経験からIT業界へ転職した。そして、これから食いっぱぐれないための確かな技術力と経験を身につけたいと考えている。もちろん、それ自体は悪いことではないと思う。ただ、それだけを追い求めてしまうと、本質からずれてしまうこともあるのではないか。
この著者がいう「真のエンジニア」に近づきたいのであれば、本質を見誤ってしまうと本末転倒だなと、少し焦りを感じた。例えば、AWSに需要があり、お金が集まるからこの道を進む。今の自分も、少なからずそこに魅力を感じて、日々の仕事や学習に励んでいるのだと思う。
でも、AWSはあくまで一つの手段に過ぎない。
では、自分はその手段を使って、何を実現したいのだろうか。
エンジニアとして、どうあるべきなのだろうか。
この序章を読んで、そんなことを考えさせられた。以上、序章を読んだ感想だ。
次の章もざっと目次に目を通したが、とても面白そうだった。続きを読んで、また自分なりに考えてみたい。

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